今年の夏は全国各地でへんてこりんだったようです。
沖縄は「雨季か!?」と天に向かって尋ねたくなるほど雨が多いです。
いつまで続くのかしらん?
お酒とは関係ないはなしを1つ。
小学生の娘たち、夏休みの自由研究は「おたまじゃくしの観察」。
知人から頂いたおたまじゃくしを育てました。
子供らしくてかわいいでしょう?
娘たちも大喜びでキャッキャとはしゃいでいたわけです。
ところがどっこい、そのおたまじゃくしに夢中になったのは他でもない母親だったのです。
ちっこい体に後ろ足が生えてきて、短い脚をせっせこ動かして泳ぐ姿が愛らしい。
そして前足が生えるとピョンピョンと跳ねだすわけです。
か、かわいい………!!
おたまじゃくしを飽きることなく見つめる母親は、早々に飽きちゃって観察日記を書くのが苦痛になったらしい娘たちの目にどんな風に映ったのか。
考えるとむなしくなるので、この辺でやめておきます。
吟醸ひやおろし 広島県
毎年恒例、秋の味覚の第一弾として入荷した秋櫻。
さわやかな飲み口と、夏を越すことで生まれるまろやかな味わいのコントラストを楽しんで頂きたいお酒です。
純米酒 長野県
あくまでも淡麗にして旨味・香味ともに増した、丸みのある味わいと香りのバランスの良さを感じて頂ける辛口酒です。
いやぁ、いい天気です。
今日は風も心地よくて、外にいると眠くなってしまうほどでした。(わたしだけ?)
まるで春。まだ冬も来てないのに。
前回に引き続きしぼりたてと、昨年も大好評だったにごり酒を紹介します。
酒一筋 かたつむり
純米吟醸しぼりたて 岡山県
ラベルの「行く先に わが家ありけり かたつむり」とは、杜氏が酒造りの為に米を担いで向かう様をうたったもの。このお酒は杜氏手作りの米・兵庫北錦で丁寧に仕込まれたお酒をしぼってすぐに瓶詰め出荷した、フレッシュな旬の味を楽しめるやや辛口酒です。
新潟のどぶ にごり酒 新潟県
これまでにない滓の量がどぶろくを彷彿とさせ、トロリと濃い独特の味わいを楽しんで頂けるにごり酒です。糖類添加がなく高いアルコール度数により辛めに感じます。
『どぶ』とはどぶろくの隠語で、他にも白馬(しろうま)・ずぶろくなどと呼ばれることがあります。
どぶろくとにごり酒の違いについて少々。
どぶろくとにごり酒の違いは『もろみを濾すか濾さないか』ということで、もろみを粗く濾したものがにごり酒、もろみのままのものがどぶろくとなります。
やっと「朝夕は冷えますねぇ」なんて会話ができるような季節になりました。
もっとも、朝夕は冷えても、日中の日差しはなかなか和らぎません。
夏とは違い太陽の位置がやたらと低いので、洗濯物を干す時に感じる眩しさといったら・・・。
でもやはり、夏とは違い心地よい日差しの強さです。
いよいよ冬の味覚【しぼりたて】の登場です。
しぼりたてとは、通常10月頃から酒造りが始まり、出来上がったもろみをしぼって直ぐに出荷される、酒造りの時期にしか味わえないお酒です。
新酒といった方がわかりやすいでしょうか。
できたてのお酒ですので、やはり若々しい味わいと香りが最大の特長。
荒々しさは残るものの、この時期にしか楽しめない超限定のお酒です。
尾瀬の雪どけ しぼりたて
純米吟醸生酒 群馬県
かぐわしい麹香やピチピチとしたフレッシュな口当たりがそのまま味わえる旬の逸品、やや甘口のしぼりたてです。
伝心 「冬」 しぼりたて
本醸造生酒 福井県
新酒らしからぬキメの細かさで荒々しさを感じさせない柔らかな口当たりと、新酒らしいフルーティで爽やかな香りが楽しめるやや中辛酒です。
三千盛 純米大吟醸 しぼりたて 岐阜県
新酒ならではのフルーティな香り、飲むほどに旨みが口中にしみわたる奥深さと軽快な口当たりのバランスが素晴らしい辛口酒です。
台風の影響?だとしたら、台風が遠ざかればまた真夏に戻ってしまう・・・?
安定して涼しくなぁ~れ!
さて、本日は秋の味覚【ひやおろし】について少々。ひやおろしとはナンゾヤ。
春までに造り終えたお酒を、1度火入れ処理(加熱殺菌)した後、熟成を待つため寝かせます。
この寝かせたお酒がひと夏を越し、味わいがまろやかになった初秋頃、火入れ処理せず冷やのままで出荷されるのがひやおろしなのです。
この「冷やのまま」というのがミソでして、火入れせずに出荷することで、夏の間に熟成した風味と旨みをそのまま楽しめるという、まさに季節限定の味なのです。
冷のまま、卸す。ひやおろしという言葉の語源です。
風情たっぷりではございませんか!
吟醸ひやおろし 広島県
コンセプトは「爽やかな秋を迎えるサッパリとした吟醸酒」。抜群の飲みやすさと、ひと夏を越すことで生まれるまろやかさが特徴の辛口酒です。
夏の間ゆるやかに熟成し荒さがなくなり、バランスの取れた香味とやや辛口のさわやかな飲み口は、この時期だけの旬の味です。
口中に広がる潤いのある旨さとなめらかさ、そしてダイナミックな酒の強さが後味をキリリと引き締める、味わい深い中辛酒です。
甘酸のバランスが良く上品に香る、「変えてはいけない酒質」という蔵元の言葉通り、今年も綺麗な酒質の純米大吟醸に秋あがりした逸品です。